【危険!注意!】海の危険生物特集!

船釣りはとても楽しく、様々な魚や海の生物に出会えます。
ですが、当然海には危険な生き物もいます、これから釣りを始める皆さんにこれだけは知っていてい欲しい、海の危険生物をご紹介。
釣れてしまったら、落ち着いて対処してください。

海の危険生物って?

釣りをしていると狙わずとも釣れてしまう危ない生き物たちがいます。
鋭い歯をもつやつ、毒の棘をもつやつ、食べたら危険な猛毒を持つやつ等、これから海で釣りをする前に一度は知っていてほしい生き物達を危険度を付けながらご紹介します。

しかし、危険なだけではないのが海の生き物、食べると実は美味しい魚もいたりします。

アイゴ(バリ) 危険度:★★

アイゴ
船で釣りをしているとき、最も釣れてしまう危険な魚がこのアイゴかもしれません。
このアイゴという魚は、背びれ、胸ビレ、尻ビレが鋭く尖っている上に毒があり、もし誤って刺さってしまうとかなりの激痛が伴います。
釣れた時は針から外すために急いで魚を掴もうとしてしまいますが、このアイゴが釣れた時は一旦落ち着いて、素手ではなくフィッシュグリップ等を使ってください。
また、万が一に毒棘が刺さったしまった場合ですが、アイゴの毒は熱に弱いため熱い我慢できるレベルの熱湯に傷口を浸すと、毒の成分が分解され痛みが和らぎます。

アイゴの毒はアイゴが絶命してからも消えることはないので、死んでいるからと言って油断は禁物です。

しかし危険生物アイゴですが意外ととっても美味な魚で、四国の方では「皿まで舐めるほど美味い魚」と言われています。

危険な背びれ、胸ビレ、尻ビレをハサミで切り落とせば毒腺ごと除去できるため、安全に持ち帰ることができます。

また、アイゴは内臓の臭みが強いため、釣れたらその場で内臓を取り出して捨ててしまいましょう。
内臓を取らずに持ち帰ると、身に独特の磯臭さが移って食べられなくなってしまいます。
アイゴの別名【バリ】というのは西日本の方言で 小便臭い という意味。
内臓を取らずに食べると磯とアンモニアが混ざった臭みを感じます。

きちんと処理したアイゴの刺身は絶品なので、釣れた場合はキチンと処理して是非お試しください。

オニカサゴ(鬼笠子)危険度:★★


オニカサゴは名前の通りカサゴのお仲間です。
普通のカサゴと見た目もよく似ているのですが、一番の違いはオニカサゴのヒレの先端には毒があるということです。
上で紹介したアイゴと同様に刺さるととてつもない激痛が伴うため、釣れてしまっても無暗に触らないでください。

オニカサゴとカサゴを見比べるととっても似ていると思いませんか?
正直釣りあげたとき毒のあるオニカサゴなのか、毒のない普通のカサゴなのか分かりづらいですよね。

見分けるコツはずばり顏と胸ビレです。

オニカサゴの顏は普通のカサゴに比べてゴツゴツした突起がおおく、より厳つい感じになっています。
また、オニカサゴの胸ビレは普通のカサゴに比べてだいぶ大きく広げてみるとその違いが分かりやすいと思います。

見た目も厳つくおまけに毒もあるオニカサゴは釣れても嬉しくないと思われるかもしれませんが、実はオニカサゴは超高級魚でもあるのです。
料亭や日本料理屋で取り扱われ、身は刺身に、皮は湯引き、骨や内臓は鍋にと、残すところなく美味しく頂ける素晴らしい魚なので釣れた祭は注意しながらも持ち帰ってみてください。

ミノカサゴ(蓑笠子) 危険度:★★★


続けてカサゴの仲間であるミノカサゴの紹介です。
これまでのカサゴ、オニカサゴと比べると厳つさは控え目で代わりにとても美しい見た目をしています。
水族館や観賞用の魚としても飼育されることがあるミノカサゴですが、派手な背びれ、胸びれ、尻びれに実は強力な毒棘を隠し持っています。
この毒針もかなり強力な毒のため、万が一に刺されたら病院へ行くほどの激痛です。

食べたときの味はカサゴの仲間だけあって美味いのですが、いかんせん毒棘の多さとからくる調理の危険性から嫌煙されがちな魚ではあります。

釣れた時は素手で触らず、ひれを全てハサミで切り落としてからクーラーボックスへと保管してください。

ウツボ 危険度:★


凶悪な顏と派手な色合いで水族館やダイビングでは人気者だったりするのですが、釣れてしまうと困る魚の代表です。
ウツボはご存知の通り鋭い歯と細長い体をしており、針に掛かった瞬間に糸を巻き込むように体を回転させ団子状になろうとします。
この状態になると釣り上げた後に針から外すのがとても大変で、殆どの場合は仕掛けは諦めて糸を切るしかありません。
また、海に返そうとしているのに刃物の様に鋭い歯をこちらに向けて来るため容易に触ることもできません。

その時は下手に逃がさず氷海水入りのクラ―ボックスに漬けて締めて(絶命させて)しまう方が良いです。
ウツボはウナギの仲間であり、調理の仕方によってはとても美味しく食べられるため、持ち帰ることをお勧めしています。

ゴンズイ 危険度:★★


ゴンズイは体長20㎝程、顏には髭が生えており、見た目の通り鯰(ナマズ)の仲間にあたります。
このゴンズイですが、大抵のエサや仕掛けに喰いつき、かつ浅瀬や堤防近くにも住みつくため船釣りだけでなく堤防からの釣りでも頻繁に出会うことになる魚になります。

なぜこのゴンズイが危険かというと、ヒレに隠れて見えにくいですが背びれ、胸びれにはそれぞれ毒の棘が隠れており、誤ってこの棘に刺さると病院送りになるほどの激痛に襲われてしまうからです。
頻繁に釣れる上に誤って刺さると病院送りなため、釣り人の間でも最も嫌われている魚といっても過言ではありません。

釣れたら基本的にフィッシュグリップを使って掴み、ハサミで毒棘を切除してしまいましょう。
無理そうな場合は仕掛けごと切り離しても構いません。

実はあまり知られていませんが、意外なほど食味は良くウナギに近い味がします。

オニダルマオコゼ(鬼達磨虎魚) 危険度:★★★★


続いて紹介するのはこのオニダルマオコゼ。
画像を見るとわかる通り、とてつもなく厳つい顔をしていて海の中にいたら藻の生えた岩と間違えそうになります。
実際にダイバーが海の中で誤って踏んだり掴んだりし、被害に合うこともしばしばです。
オニダルマオコゼは背びれの棘に猛毒のストナストキシン(stonustoxin)を蓄えており、先に紹介した毒棘を持つ魚たちの中でも際立って毒が強く、毒の量も多い魚です。

海外では誤って踏みつけたダイバーの死亡例も挙がっており、一匹のオニダルマオコゼのもつ毒は平均で大人4人を殺せるほどです。

ここまでの話を聞くともし釣れてしまったらどうしようと怖くなりますよね。
安心してください、オニダルマオコゼの棘は背びれのみのため、気が付かずに掴む、踏むなどしない限りは突き刺さることは殆どありません。
とはいえ、釣れてしまった場合は素手で掴まず、念のためにフィッシュグリップなどを利用し、取り扱いは慎重に行うようにしましょう。

またオニダルマオコゼの食材としての評価ですが、こちらも最高級魚です。
時に1㎏あたり5000の値が付くときもある程の高級魚、その白身は『夏のオコゼ、冬のフグ』といわれるほどの味わい、胃袋や肝臓は湯引いて食べる事もできます。

そして、極めつけはそのアラから取れる出汁の濃さにあり、オニダルマオコゼは鍋で食べることが最も美味しいと言われるほどです。
釣れた後の処理が手間ではありますが、それだけの価値はあるはずなので是非とも持ち帰ってみてください。

ソウシハギ(草紙剥) 危険度:★★★★★


見た目と名前は別の記事で紹介したカワハギに似ていることから、きっと身も肝も美味しい魚なんだと勘違いする人がいないようこの魚も紹介します。
ソウシハギは体長70cm程に成長する大型のハギの仲間で、確かに分類上は肝が美味しいカワハギの仲間ではありますが、このソウシハギ釣れても絶対に肝を含め内臓を決して食べないでください。

ソウシハギの内臓はいずれもパリトキシン(palytoxin)という猛毒の神経毒を含むため、食べた場合は殆どが助かりません。
ソウシハギ自体が一般的に馴染みのある魚ではないため、過去にはカワハギやウマヅラハギと混同され、食用としては誤って販売されるという事件も発生した要注意の魚になります。

フグとは違い猛毒が含まれるのはあくまで内臓のみのため、沖縄や一部の地域では内臓をきれいに除去したソウシハギは食用として普通に流通していることもあり、調理するのに免許は要らないようです。

しかしながら、初心者の方が調理するには少々難易度が高いかと思いますので、釣れてしまった場合は早めに逃がしてあげることをお勧めします。

フグ類 危険度:★★★★★


毒のある魚といえば最も有名なのがこのフグですね。
調理するには免許が必要であり、たまに素人が釣ったフグを調理して食べることで中毒事故が発生しているので、皆さんもフグ釣り目的の船以外で釣れた場合は逃がしてあげてください。
フグ釣り目的で船に乗った場合は、釣れたフグは免許を持ったスタッフさんが全て捌いて、食べられる状態にしてくれます。
興味がある場合は是非こちらもチャレンジしてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
釣りをしていると思わぬ魚が釣れる時があります。
しかし、今回紹介した対処法を参考に決して焦らずケガをしないよう釣りを楽しんでいただければと思います!